ハーブ浸出オイルでつくる

石けん用ハーブ浸出オイル

石けん作り用のオイルにハーブの成分を浸み込ませましょう。
一般的に「ハーブ浸出オイル」と呼びます。

ハーブ、植物がもつ自然な色合い、そして薬効をオイルに映しこむことができます。
浸出するにはひと手間かかりますが、ハーブの恵みをそのまま石けんに閉じ込めて、ワンランク上の石けんづくりを楽しんでみましょう。

 

harb03ぬるま湯温浸法

ハーブをできるだけ細かくします。
清潔なガラス瓶にハーブを入れて、ひたひたになるまで、ピュアオリーブオイルを注ぎます。

温浸法オイルガラス瓶をクッキングシートで蓋をします。(水滴がオイルに落ちるのを防ぐため)
布きんを底にひいた鍋にオイルとハーブを入れた瓶を入れます。
水をそそぎます。
鍋に火をかけます。お湯の温度は60度を保ったまま火加減を調整します。
お湯の温度が60度になったら15分、この温度を保ったまま、瓶を湯煎します。

※必ず水から湯煎を始めてください。(ガラス瓶の破損防止のため)


harb0415分間の湯煎が終わったら、瓶を鍋からひきあげます。
瓶をアルミホイルで巻き、さらにブランケットで巻いて、保温をします。
そのまま、ひと晩(6時間以上)置きます。

次に、また15分間の湯煎をもう1セット同じ方法で行います。

15分間の湯煎が終わったら、瓶を鍋からひきあげます。
瓶をアルミホイルで巻き、さらにブランケットで巻いて、保温をします。
そのまま、ひと晩(6時間以上)置きます。



ハーブ浸出オイル保温終了後、瓶をよくふり、成分をオイルに浸出させます。
瓶をふり終わった後は、再び、アルミホイルを巻いて、今度は1週間置いておきます。
アルミホイルは遮光するためなので、しっかりと瓶を巻きあげます。
1週間の間、1日に1回は瓶をよくふり、成分をオイルに浸出させます。



harb06ハーブを漉しとります。
コーヒーフィルターなどで漉しとってもよいが、より成分を搾り取りたいのであれば、布きんでギュッと搾ってハーブを最後まで漉しとります。

漉しとった浸出オイルは、そのまま計量して、石けんづくりに使用可能。

※光酸化するので、なるべく保管はアルミホイルを巻いて遮光状態にしてください。



マリーゴールド浸出浸出オイルづくりにはどんなハーブがむく?

オイル=油脂。
つまり油に溶ける成分しか、ハーブから取り出せません。
上記のぬるま湯温浸法は緑茶を浸出していますが、浸出が終わったオイルには油溶性成分の「クロロフィル」が溶けています。
緑茶浸出オイルが緑色なのは、「クロロフィル」が油に溶け出しているからです。
それでは、緑茶の成分といえば有名な「カテキン」は、この浸出オイルに溶けているのでしょうか?
「カテキン」は水溶性成分なので、オイルには浸出できません。

つまり、欲しい「油溶性成分」を持つハーブを選ばなければいけません。

 
●精油成分を取り出したい
→精油成分が多いハーブを選ぶ

・ラベンダー
・ローズマリー

など

 
●黄色の石けんを作りたい
→カロテンが含まれるハーブを選ぶ

・マリーゴールド

など



harb08●緑色の石けんを作りたい
→クロロフィルが含まれるハーブを選ぶ

・緑茶
・ビワ葉
・月桃の葉
・ほうれん草

など


緑茶石けんほとんど熱を加えずにつくるコールドプロセス法石けん。
原材料のオイルを高熱で劣化させることなく、石けんをつくることができます。
浸出オイルづくりも、高熱を加えず、光を当てず。
植物の恵みをさらにぎゅっと石けんにつめこんでみてください。



私見ですが、精油成分を石けんに取り込みたい場合は、石けんに精油を入れた方が確実です。そして、いわゆるメディカルハーブといわれるハーブのほとんどの有効成分は水溶性成分です。ハーブティー飲用など体内に入れて効果を発揮する成分が多く、浸出オイルで作った石けんとして使用しても効果効能はほとんど期待できないハーブが大多数です。



 
 
 
手づくり石けんレシピノート